これから一人暮らしを始めようと考えているけど、いくらくらいの家賃を目安に探したらいいの?
家賃以外に掛かる生活費もどのくらい掛かるか知りたいし、一人暮らしを始める上での注意点を知りたい!
こんなお悩みを解決します。
- 本記事の内容
- 一人暮らしの賃貸の相場とは?
- 一人暮らしの賃貸を決める基準
- 一人暮らしの賃貸を始める上での3つの注意点
- 本記事の信頼性
- 不動産会社勤務7年
- トータル仲介件数1,000件以上
- 宅地建物取引士
ひろりん@hirorinfudousan
この記事を書いている筆者は、現在不動産会社勤務して7年になります。筆者自身のいままでのトータル仲介件数は1,000件以上となってます。
初めて一人暮らしをする人にとっては、部屋探しどう進めていったらいいのか不安だらけですよね。しかし、ポイントを抑えて部屋探しをすれば楽しい一人暮らしの新生活が待っています。
実際、一人暮らしをする方の部屋の紹介をしてきて、うまくいった方、失敗した方をたくさん見てきました。
これから一人暮らしを始めようと考えいている方は、この記事を読んでドキドキワクワクするような一人暮らしを始めましょう!!それでは、順番に解説していきます。
もくじ
一人暮らしの賃貸物件の相場とは?
いざ一人暮らしを始めようとすると、周辺の家賃相場がどのくらいするのか?生活費にいったいいくらかかるのか?一人暮らしには様々な費用が掛かります。部屋を探す前に自分自身の収入と照らし合わせておおまかなシュミレーションすることが大切です。
エリア・間取り・広さによって家賃も変わる
家賃相場は当然、探すエリア・間取り・広さによって変わってきます。
全国各エリアの詳細な家賃相場は「公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合会」が出している賃料相場の統計が細かくエリアごとに検索できます。
東京圏のワンルームの家賃相場は約7万前後、地方では約4万前後がおおまかな相場です。まずは家賃相場を知ることはとても大切なことです。
家賃以外にかかる生活費の相場を知る
家賃相場がある程度把握ができた後は、家賃以外にかかる生活費を把握しましょう。
いままで実家暮らしで一人暮らしの経験がない方にとっては、毎月の電気・ガス・水道の料金がいくらかかるのかわからない方もきっと多いはずです。
総務省統計局の2019年の全国の単身世帯(民間の賃貸)の家計収支の公開されているデータは下記の通りです。
光熱費①~③合計 | ①電気代 | ②ガス代 | ④上下水道料 |
10,433円 | 5,244円 | 3,231円 | 1,959円 |
消費支出合計 | 食費 | 住居費 | 光熱費合計 | 家具・家事用品 | 被服及び履物 | 保健医療 | 交通・通信 | 教養娯楽 | その他の消費支出 |
186,562円 | 41,426円 | 50,080円 | 10,433円 | 4,481円 | 5,026円 | 5,305円 | 25,174円 | 18,518円 | 26,118円 |
構成比率(100%) | 22% | 27% | 6% | 2% | 3% | 3% | 13% | 10% | 14% |
上記のように、電気・ガス・水道の光熱費は約1万円前後です。
また、その他の項目やトータルの支出に対しての項目ごとの比率も確認し、全体像イメージが出来ればオッケーです。
一人暮らしの賃貸物件を決める基準
家賃の相場や生活費にどのくらいかかるかイメージが出来れば、次は賃貸物件を決める基準を整理しましょう。
一人暮らしをする上で掛かる初期費用の相場を知る
初期費用とは、お部屋を借りる際の賃貸契約時の契約金のことです。
敷金(保証金) |
退去時の原状回復費用にあてたり、家賃滞納などの債務が発生した場合の預かり金(家賃の1ヶ月分~2か月分) |
礼金 |
大家さんに対しての謝礼金(家賃の1ヶ月分~2か月分)地域によっては礼金なしが多いところもある。 |
前家賃 |
入居するにあたり、事前に支払う家賃(家賃1ヶ月分)月の途中であれば日割り計算 |
仲介手数料 |
不動産屋に支払う手数料(家賃の1ヶ月分+消費税) |
火災保険料 |
入居後に火災や天災の被害があった際に、入居している物件に対してや持ち込んだ家財に対しての保険(2年契約で約1.5万円~2.5万) |
鍵交換費用 |
貸主負担の場合や鍵交換が任意の場合あり。借主負担であれば約1万円~2万円が目安 |
保証会社利用料 |
連帯保証人の変わりになるもの。契約時には、1.5万円~家賃1か月分が目安 |
消臭除菌 |
入居時に害虫駆除のスプレー等をすること。約1万円~2万円が目安。任意加入のところが多い |
24時間サポート等 |
入居後のトラブルをサポートしてくれるサービス。2年契約で約1.5万円~2.5万円が目安 |
一人暮らしの初期費用の目安は家賃の4か月分~5ヶ月分になります。例えば5万の家賃の物件であれば20万円~30万円ですね。
消臭除菌や24時間サポート等はオプションのサービスなので、任意加入の場合が多いです。契約前に必ずサービス内容を確認して、必要ないと思えばはずしてもらいましょう。何も言わなければ勝手に加入することになり、少しでも安く抑えるためにも事前の確認を必ずしましょう。
賃貸物件を探す条件を決める
やみくもに賃貸物件の情報を見ていても理想のお部屋に出会うのは難しいでしょう。
まず、譲れない条件、あればいいなと思う条件を箇条書きでリストアップしましょう。
ポイント
- アクセス(駅から徒歩5分圏内)
- 広さ(20平米以上、部屋は8帖以上)
- 家賃(上限5万円まで)
- 周辺情報(コンビニやスーパーが近くにある)
- 水回りの設備(バストイレ別)
- 築年数(築10年以内)
おおまかな例としては、こんな感じです。思いつく条件のリストアップが終われば希望条件の優先順位を決めます。
優先順位を決めることはとても重要です。なぜなら、希望条件に全て合致する物件はほぼないからです。譲れない条件、妥協できる条件が見えてくるはずなので、整理することで物件を見るポイントも整理されるはずです。
一人暮らしの賃貸生活を始める上での3つの注意点
憧れの一人暮らしをするとなると、ワクワクドキドキの気持ちになる方も多いと思います。しかし一つ間違えると、楽しいはずの一人暮らしがストレス続きのつらい生活になってしまいます。
そうならないためにも、今からお伝えをする3つの注意点に気をつけてお部屋を選びましょう。
その①家賃設定で失敗しない
当たり前ですが、家賃は毎月支払わないといけません。良いところに住みたいからといって、無理して高い家賃の物件にすると必ず生活が苦しくなります。
家賃を設定するポイントは、月収の3割前後に抑えておくことです。
一度引っ越ししてから住み替えをするとなると、それだけでもお金がかかりますし、最悪家賃が払えないから実家に戻るということもあります。
その②設備選びで失敗をしない
注意ポイント
- 防音性に問題ないか
- 防犯面がきちんとしているか
- 水回りがきれいかどうか
- 十分な収納があるか
- 日当たりが悪くないか
- キッチンが狭くて使いにくくないか
実際に生活をしたことをイメージして考えていきましょう。
特に入居後のトラブルで一番多いのは騒音トラブルです。
そうならないためにも賃貸物件の騒音トラブル対処法とトラブル回避の4つのコツとは?にて詳しく解説していますのであわせて読んでみてください。
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その③周辺の環境選びで失敗をしない
通勤・通学時間を考えて、あまり遠すぎると毎朝早起きをしないといけなくなります。
早起きが苦にならない人もいると思いますが、通勤・通学時間はなるべく少ない方が、時間も有意義に使えるので、30分前後くらいまでで考えた方がいいですね。
都心部では電車通勤の場合もあるかと思いますが、それでも40分~50分以内の範囲で、通勤・通学の時間のストレスを少なくしましょう。
まとめ:一人暮らしの賃貸の相場を知り部屋を探そう
今回は、一人暮らしの賃貸の家賃相場と注意すべき3つの点を解説してきました。
初めての一人暮らしはドキドキワクワクする気持ちが強いと思いますが、一度冷静になり、後悔をしないためにもよく考えてお部屋を決めましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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