【2020年10月版】レオパレスの今後。倒産したら退去するべき？

こんな悩みにお答えします。

• 本記事の内容

• レオパレスの経営状態
• レオパレスが倒産したら
• レオパレスが倒産する可能性

• 本記事の信頼性

この記事を書いている筆者は、現在不動産会社に勤務して7年になります。筆者自身のいままでのトータル仲介件数は1,000件以上となってます。

　

レオパレスは界壁問題により、レオパレスの経営状態の悪化が著しく低下しています。

2020年9月30日に第１四半期の決算の報告で2020年6月末時点で純資産が118億円の債務超過に陥っていると発表しました。

この記事では、もしレオパレスが倒産するとどうなるのかについて解説をしていきます。

レオパレスの経営状態

2020年9月30日の決算で発表された経営状態は下記の通りです。

2018年4月に問題が表面化した界壁問題を発端に業績が急落しています。

発端になった界壁問題については【2020年10月最新情報】レオパレス界壁問題について徹底解説！の記事も参考に読んでみてください。

　　

全て前年比マイナスで大赤字ですね。

レオパレス2021年3月期第1四半期プレゼンテーション資料

　　

レオパレスの公式ホームページに発表されている業績の推移ですが、2018年から営業利益、入居率が急降下していることがわかります。

その結果として、2020年6月末時点118億円の債務超過に陥りました。

118億円の債務超過を受けて

ソフトバンクグループでもある米国の投資会社「フォートレス」が572億円の支援を発表しました。

フォートレスという会社は全国の雇用促進住宅を買収し、ビレッジハウスの運営会社としても有名な投資会社です。

低家賃帯のビレッジハウスを運営がうまくいっているので、そういったノウハウを活かしてレオパレスの再建をしていく考えみたいです。

レオパレスが倒産したら

レオパレスが倒産すると、レオパレスに住んでいる入居者が退去する必要はありません。

　

　　

あくまでも、レオパレスが所有者から借り上げて入居者に転貸をしているので、仮にレオパレスが倒産してもアパートの所有者が貸主の地位を承継するだけなので、入居者は継続して入居していても問題ありません。

所有者と入居者が賃貸契約を結ぶ形に変わるだけです。

借地借家法という借主保護の法律があるので、家賃滞納などの契約違反がない限り住み続けることができます。

考えられることとは

• 家賃保証がなくなり、所有者がローン返済できなくなり売却される
• レオパレスから管理会社が変わる
• 所有者が自主管理することになり、管理が適当になる
• 入居が決まらないので家賃を下げ、近隣の家賃相場が崩れる

　　

さまざまなことが考えられますが、一番大変なのは、アパートの所有者であるオーナーが困りますね。

レオパレスが倒産する可能性

はたして、レオパレスは今後どうなるのでしょうか？

フォートレスから572億円の支援をすることとなりましたが、2020年4月から6月の3ヶ月間で185億円のキャッシュがなくなっています。

つまり、毎月62億円のキャッシュが消えていっています。

フォートレスの572億円の資金がありますが、このペースでいけば9ヶ月あまりで資金がなくなる計算です。

8月末時点で希望退職者をつのり1,067名の社員が退職をしたり、オフィス、店舗の縮小、保有不動産の売却をするなど経営改善をしています。

フォートレスという会社は米国の投資会社ですが、12憶ドルをわずか5年で260憶ドルに拡大した投資実績や約10万戸のビレッジハウスの運用実績もあるので、それなりの勝算があっての572億円の支援だと思います。

まとめ

レオパレスの倒産について解説してきましたが、仮に倒産してもレオパレスに住んでいる方は退去する必要はありません。

一番困るのは、レオパレスからサブリースを解除されて、賃料収入がなくなりローン返済ができなくなるオーナーが増えるのではと考えています。

今後のレオパレスの動向から目が離せません。

　　

レオパレスの界壁問題については、【2020年10月最新情報】レオパレス界壁問題について徹底解説！の記事で書いていますので、よかったら読んでみてください。

【2020年10月版】レオパレスの界壁問題について徹底解説！

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